2020年話題の満月・マイクロムーン!いつ、どの方角で見られる?

「中秋の名月」や「十五夜」という言葉があるように、秋の行事として欠かせないお月見。月といえばスーパームーンのように、「輝かしい」「きらびやか」な満月をイメージする方も多いのではないでしょうか。

しかし、満月にもさまざまな種類があり、昨今では控えめでかわいい満月「マイクロムーン」が話題となっています。

2020年の秋にぜひ見ておきたい、おぼろげで風流な雰囲気を醸し出すマイクロムーンを解説します♪

マイクロムーンとはどんな月?

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マイクロムーンとは、月が地球との楕円軌道において一番離れた状態における満月のこと。

明るさは通常の満月よりも弱く、大きさも肉眼でその違いが分かるほどに一回り小さく見えるため、「控え目なかわいい満月」・「おぼろげで風流な満月」として、女性を中心に話題を集めています!

ちなみにマイクロムーンという言葉は天文用語ではなく、占星用語から生まれた言葉となり、その定義ははっきりしていません。

スーパームーンとは何が違う?

満月もしくは新月の状態で地球と最接近することで、月がもっとも大きく見える現象のことを「スーパームーン」と呼びます。

そのため、同じ満月であってもマイクロムーンとスーパームーンは、全く違う見え方になるのが特徴です。

実際にスーパームーンと比較して、マイクロムーンは大きさが約15%程小さく、明るさは約30%も弱いといわれ、その違いが目で見てもよく分かると思います。

マイクロムーン同様、スーパームーンという言葉は占星用語から生まれた言葉となります。

2020年秋のマイクロムーンは幸せを呼ぶ!?

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満月や新月は、何年かに一度の周期で1カ月間に2回観測でき、ひと月の間で二回目に見られる満月のことを「Blue Moon(ブルームーン)」と呼びます。

数年に一度しか見ることができないレアな満月であることからも、ブルームーンを見ると幸せになれるといった言い伝えもあるほど。

そしてなんと、今年観測できるマイクロムーンは、このブルームーンと重なる非常に珍しい満月であるとされているのです!

貴重な「マイクロムーン+ブルームーン」はいつ見られる?時間帯や方角を解説!

実は、2020年でマイクロムーンを見ることができるのは、2020年10月31日(土)のたった1日。時間としては、夜23時29分頃がちょうど満月の予定となっています。

月の出は2020年10月31日(土)16時50分頃、月の入りは11月1日(日)明け方5時18分頃。方角は南の空の約65°の位置に昇ります。

夜遅い時間帯ですので天気が良ければ、綺麗にマイクロムーン+ブルームーンを見ることができるでしょう。

月の出入り@東京(東京都) 令和 2年(2020)10月 – 国立天文台暦計算室

数年に一度にしか見ることができない「マイクロムーン+ブルームーン」をお見逃しなく!

マイクロムーンを見れるのは年に一度きり。ただでさえ貴重なブルームーンと重なるとあって、2020年のマイクロムーンは見るだけで幸せな気持ちになれそうですよね♪

さらに2020年のマイクロムーンは土曜日とあって、ゆっくりと満月を楽しむには絶好のチャンスです。

ぜひお月見グルメや好きなお酒とともに、マイクロムーンを眺めながら至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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