フィールディング・バイブル賞の受賞者が決定 秋山4位、田中5位

日本時間10月30日、各ポジションで最高の守備を見せた選手を表彰する「フィールディング・バイブル賞」の受賞者が発表された。選考は12人の専門家が各ポジションで1~5位を選出する形で行われ、獲得ポイントによって受賞者が決定する。ゴールドグラブ賞とは異なり、両リーグから1名だけが選出される点、複数ポジションを守る選手を表彰するために「マルチ・ポジション」部門がある点が特徴だ。また、定められた基準以上の守備防御点を記録した選手しか投票の対象にならないため、本当に守備が上手い選手だけが表彰されるシステムとなっている。

日本人選手では秋山翔吾(レッズ)が左翼手部門4位、田中将大(ヤンキース)が投手部門5位にランクイン。一方、秋山とともにゴールドグラブ賞のファイナリストに名を連ねた前田健太(ツインズ)には1ポイントも入らなかった。各ポジションの投票結果(5位まで)は以下の通り。

◆投手
マックス・フリード(ブレーブス)55ポイント(初)
ザック・グレインキー(アストロズ)40ポイント
カイル・ヘンドリックス(カブス)28ポイント
ネイサン・イバルディ(レッドソックス)10ポイント
田中将大(ヤンキース)9ポイント

◆捕手
ロベルト・ペレス(インディアンス)52ポイント(2年連続2度目)
タッカー・バーンハート(レッズ)31ポイント
ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ)23ポイント
クリスチャン・バスケス(レッドソックス)19ポイント
ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)17ポイント

◆一塁手
マット・オルソン(アスレチックス)53ポイント(3年連続3度目)
エバン・ホワイト(マリナーズ)39ポイント
ジョシュ・フエンテス(ロッキーズ)25ポイント
アンソニー・リゾー(カブス)20ポイント
ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)17ポイント

◆二塁手
コルテン・ウォン(カージナルス)45ポイント(3年連続3度目)
エンリケ・ヘルナンデス(ドジャース)44ポイント
ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)38ポイント
セザー・ヘルナンデス(インディアンス)33ポイント
アダム・フレイジャー(パイレーツ)6ポイント

◆三塁手
ノーラン・アレナード(ロッキーズ)60ポイント(=満票・3年ぶり4度目)
マニー・マチャド(パドレス)31ポイント
イサイアー・カイナーファレファ(レンジャーズ)28ポイント
ジオ・ウルシェラ(ヤンキース)27ポイント
マット・チャップマン(アスレチックス)23ポイント

◆遊撃手
ハビアー・バイエズ(カブス)42ポイント(2年ぶり4度目・遊撃手では初)
ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)35ポイント
トレバー・ストーリー(ロッキーズ)32ポイント
カルロス・コレア(アストロズ)24ポイント
フランシスコ・リンドーア(インディアンス)15ポイント

◆左翼手
タイラー・オニール(カージナルス)51ポイント(初)
ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)33ポイント
マイケル・ブラントリー(アストロズ)29ポイント
秋山翔吾(レッズ)17ポイント
アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)13ポイント

◆中堅手
ケビン・キアマイアー(レイズ)51ポイント(5年ぶり2度目)
バイロン・バクストン(ツインズ)51ポイント
ルイス・ロバート(ホワイトソックス)27ポイント
ジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス)24ポイント
ラモン・ラウレアーノ(アスレチックス)15ポイント
※1位票がキアマイアー6票、バクストン5票のため、キアマイアーが受賞

◆右翼手
ムーキー・ベッツ(ドジャース)60ポイント(満票・2年ぶり4度目)
ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)41ポイント
アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)23ポイント
ジェイソン・ヘイワード(カブス)15ポイント
アレックス・ベルドゥーゴ(レッドソックス)10ポイント

◆マルチ・ポジション
エンリケ・ヘルナンデス(ドジャース)48ポイント(初)
トミー・エドマン(カージナルス)27ポイント
アレックス・ベルドゥーゴ(レッドソックス)20ポイント
デービッド・フレッチャー(エンゼルス)16ポイント
クリス・テイラー(ドジャース)13ポイント
※秋山が3ポイントを獲得して11位タイにランクイン

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