ヤンキース・ブリットン オプション行使で2022年まで契約保証

メジャーリーグ公式サイトでヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークによると、ヤンキースはザック・ブリットンの2022年の契約オプションを行使したようだ(現時点で球団からの公式発表なし)。ヤンキースは2019年1月にブリットンと3年契約を結んだ際、「2020年シーズン終了後に2022年の契約オプションを行使しなければフリーエージェントになれる」という珍しい条項を含めていた。貴重な救援左腕を手放すのではなくキープすることを選択した。

現在32歳のブリットンは、今季20試合に登板して1勝2敗8セーブ、3ホールド、防御率1.89の好成績をマーク。特にシーズン前半は新型コロナウイルスに感染して出遅れたアロルディス・チャップマンに代わってクローザーを務め、8度のセーブ機会をすべて成功させる見事な働きを見せた。

レイズとの地区シリーズに2勝3敗で敗退したあと、ブライアン・キャッシュマンGMは「彼は素晴らしいシーズンを過ごした」とブリットンの働きを絶賛。グラウンド上でのパフォーマンスだけでなく、グラウンド内外で発揮したリーダーシップにも高い評価を与えていた。

ヤンキースとチャップマンの契約は2022年まで残っているため、ブリットンは今後2年間もセットアッパーを務めることになるが、チャップマンにアクシデントが発生した場合に穴を埋められる存在が控えているのはチームにとって非常に心強い。

ブリットンはオリオールズ時代の2015~16年に2年連続でオールスター・ゲームに選出され、特に2016年はリーグ最多の47セーブを記録して防御率0.54という素晴らしい成績をマーク。2015年から2017年にかけて60セーブ機会連続成功のアメリカン・リーグ新記録も樹立した。

2018年途中のヤンキース移籍後は、合計111試合に登板して5勝3敗14セーブ、40ホールド、防御率2.14と安定したピッチングを続けている。

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