コロナワクチン開発支援 長崎県が長崎大へ1000万円

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森田所長(右)に寄付金を贈る中田部長=長崎市、長崎大

 長崎県は29日、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発を後押しするため、長崎大の熱帯医学研究所に支援金1千万円を贈った。県民や企業などから県に寄せられた寄付金を充てた。
 県は同感染症対策寄付金を受け付けており、これまでに県内外の個人、企業、団体から35件、計約1500万円が集まった。
 贈呈式は長崎市文教町の同大であり、中田勝己県福祉保健部長が「ワクチン開発は世界共通の喫緊の課題の一つ。長崎発のワクチンが開発されることを大いに期待している」とあいさつ。同研究所の森田公一所長は「世界で150以上のワクチン開発が進行中。独自のアイデアを盛り込んでより効果的なワクチンをいち早く実用化して県の支援に応えたい」と述べた。
 長崎大によると、同大で四つのワクチン開発が進行中。支援金は吸入型ワクチンの開発費に充てる。基礎研究の段階で年度内に動物レベルのワクチン開発を目指している。