釣果より安全第一で

 マンビカーがよく釣れる残波岬周辺に10月17日、取材に出掛けた。残波岬のマンビカーポイントは灯台下と残波ゴルフ場下の2カ所。午前中に灯台下の様子を見に行くと、米国人でいっぱいで、地元の釣り人の姿もちらほら見掛けた。

 駐車場から比較的近場のここのポイントは、手軽さもあってか多くの釣り人がライフジャケットを着ていなかった。幸いライフジャケットを着ていた釣り人がマンビカーを釣ったので、撮影に成功した。何人かにライフジャケットを着るようにお願いしてから、午後からはゴルフ場下に向かった。険しい山道を20分ほど下ってゴルフ場下のポイントに到着した。ここのポイントもマンビカーを狙って多くの釣り人がいたが、アメリカ人の姿は無く、ほとんどの人がライフジャケットを着用していた。

 マンビカーの群れが回遊してきたのを発見すると、岩場の上から一斉にルアーのキャストを繰り返す。しばらくして内山大輔さんがマンビカーをヒット。掛かったマンビカーは針を外そうと豪快にジャンプを繰り返し激しく抵抗する。魚の引きに合わせて岩場を移動しながら、魚との距離を縮めていく。周りのメンバーも彼のファイトをサポート。数分後、岩場の上に黄金に輝く魚体が揚がった。

 海難事故が増えている。釣り場では必ずライフジャケットを着用し安全に釣りを楽しもう。 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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