「熟成が 進む古酒と 恋女房」…きょう「泡盛の日」川柳大賞決定

 琉球泡盛倶楽部(長嶺哲成会長)は1日の「泡盛の日」にちなんだイベントとして、「第1回泡盛川柳大賞」を選定した。大賞はうるま市のゲンキクンさんの「熟成が 進む古酒と 恋女房」に決まった。

 応募者総数は278人で、応募作品数は744句だった。選考会は10月21日に開かれ、審査委員長は宮城一春さん(編集者)が務めた。

 大賞受賞者には泡盛「紺碧」(43度)の5升甕(がめ)(9千ミリリットル)が贈られた。宮城審査委員長は大賞の作品について「深く説明するのは野暮(やぼ)。しみじみとこの作品を味わってほしい」と話した。その他の受賞作は次の通り(ペンネーム、敬称略)。

 【優秀賞】「繋ぐ酒 ひ孫にききたい どんな味?」(糸満市・一石甕を見てみたい!)

 【佳作】「まあ飲めと 島のおじいが コップ置き」(愛知県・澄海)

 【ユーモア賞】「あぎじゃびよー 娘二十歳(はたち)で 割甕(わりがーみ)」(豊見城市・たけぼーさん)

 【審査員特別賞】「2階へと 泡盛2合 隠し持ち」(八重瀬町・佐藤久雄さん)

© 株式会社琉球新報社