LEDで彩る棚田 世界遺産の春日集落 長崎県平戸

 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、春日集落(平戸市春日町)の棚田に発光ダイオード(LED)ライトを点灯する「春日の祈り」が1日夕、始まり、禁教の時代の面影が残る地域を彩っている。30日まで。
 収穫が終わった同集落の棚田で、同市が世界遺産に登録された2018年からイベントを開き3回目。同集落を学習の場にして、地域活性化などを研究している県立大生が1日まで2日間、準備を手伝った。
 LEDライトは暗くなると自動点灯。15~30分おきに四つの色に変わり、棚田の四季の個性を表現する。地元の女性は「とにかくきれいなので、多くの人に見てもらいたい」と呼び掛けている。

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