ソフトバンクの強さは不変、3年ぶりのリーグ優勝
新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れて開幕した2020年のプロ野球。シーズンもいよいよクライマックスを迎えセ・リーグは巨人が連覇、パ・リーグではソフトバンクが3年ぶりのリーグ優勝を決め、激しいCS争いが繰り広げられている。
熱戦が続いた10月26日から11月1日までの1週間の成績を振り返り、Full-Count独自に週間ベストナインを選出。今回はパ・リーグ第20週だ。
→1 ソフトバンク 116試合70勝41敗5分 優勝
→2 ロッテ 114試合57勝54敗3分 13
→3 西武 113試合55勝55敗3分 1.5
→4 楽天 115試合53勝55敗7分 1.0
→5 日本ハム 115試合52勝58敗5分 2.0
→6 オリックス 115試合42勝66敗7分 9.0
【第20週パ・リーグ】
1 ソフトバンク 5勝1敗
1 日本ハム 5勝1敗
3 西武 3勝3敗
4 楽天 2勝3敗1分
5 ロッテ 1勝4敗1分
6 オリックス 1勝5敗
パ・リーグ第20週もソフトバンクが5勝1敗と圧倒的な強さを見せつけ3年ぶりのリーグ優勝を果たした。2位以下は混戦模様で1勝4敗と苦しんだロッテと3勝3敗の西武とのゲーム差は1.5差。また4位楽天も2位まで2.5差と可能性を残している。日本ハムも5勝1敗と好調、オリックスは苦しい1週間となった。
周東はプロ野球、メジャー記録を更新する13試合連続盗塁をマーク
【第19週パ週間ベストナイン】
先発 千賀滉大（ソフトバンク）
救援 平良海馬（西武）
捕手 甲斐拓也（ソフトバンク）
一塁 明石健志（ソフトバンク）
二塁 周東佑京（ソフトバンク）
三塁 該当者なし
遊撃 安達了一（オリックス）
左翼 清田育宏（ロッテ）
中堅 西川遥輝（日本ハム）
右翼 小郷裕哉（楽天）
DH グラシアル（ソフトバンク）
週間5勝を挙げリーグ優勝に向け勢いの止まらなかったホークス勢の活躍が目立った。周東は5試合に出場し20打数4安打の打率.200ながら日本、メジャー記録を更新する13試合連続盗塁をマーク。1番打者としてチームを牽引し、警戒される中でも盗塁を決めるなど今季は大きな成長を見せた。
ベテランの明石は一塁手として2試合、途中出場が2試合だったが10月31日の西武戦では3年ぶりとなる4安打を放つなど10打数5安打の打率.500、4打点、4得点と存在感を発揮。甲斐も15打数5安打の打率.313、2本塁打4打点と攻守で活躍を見せた。
先発では千賀が10月28日のロッテ戦で8回4安打無失点、12奪三振の快投を見せ10勝目をマーク。規定投球回には達していないが防御率2.13、140奪三振とタイトルも狙える位置につけている。
5勝を挙げた日本ハムでは西川が22打数12安打の打率.545で“週間首位打者”。オリックスとの6連戦では全試合で安打を放ち大台の40盗塁も到達。トップの周東とは9個差となっており自身4度目の盗塁王は苦しい状況だ。
楽天の小郷は22打数7安打の打率.318、2本塁打3打点と活躍。1番打者としても起用され2年目の今季はここまで53試合に出場し打率.337、4本塁打10打点とブレークの兆しを見せている。（Full-Count編集部）
