FA選手トップ25 1位はリアルミュート、田中は11位にランクイン

日本時間11月2日、契約オプションとオプトアウトの行使期限を迎え、本格的にオフシーズンの移籍市場がスタートした。今オフ最大の注目株となるはずだったムーキー・ベッツ(ドジャース)は今季開幕前に12年3億6500万ドルの超大型契約を結んだが、多くの契約オプションが破棄されたことにより、多くの有力選手がフリーエージェントとなっている。メジャーリーグ公式サイトではフリーエージェント選手のトップ25選手をランキング形式で紹介している。

1位に選出されたのは、フィリーズからフリーエージェントとなったJ・T・リアルミュートだ。昨オフはヤスマニ・グランダルが4年7300万ドルでホワイトソックスと契約を結んだが、リアルミュートはこれを上回る規模の契約を得ることが確実視されている。今回の市場でリアルミュートに次ぐ捕手がジェームス・マッキャン、ヤディアー・モリーナくらいのレベルであることを考えると、優秀な捕手を補強したいチームからの人気がリアルミュートに集中すると見られる。

2位はトレバー・バウアー、3位はジョージ・スプリンガー、4位はDJ・レメイヒューといずれも元所属球団からクオリファイング・オファーを提示された選手がランクイン。同オファーを提示された残り2人は、マーカス・ストローマンが6位、ケビン・ゴーズマンが21位となっている。

同オファーの対象でない選手のうち、最上位にランクインしたのは、5位のマーセル・オズーナ。昨オフは複数年契約のオファーを断って1年1800万ドルでブレーブスに加入し、本塁打と打点の二冠に輝く大活躍を見せた。今オフは好条件での複数年契約を狙うはずだ。

ヤンキースからフリーエージェントとなった田中将大は11位にランクイン。先発投手ではバウアーとストローマンに次ぐ3番目の評価となっている。日本球界復帰の可能性も取り沙汰されているが、計算できる先発3番手として興味を示す球団は少なくないだろう。また、韓国球界からのメジャー挑戦を表明したキム・ハソンは16位にランクインしている。

トップ25の顔ぶれは以下の通り。

1 J.T.リアルミュート捕手
2 トレバー・バウアー投手
3 ジョージ・スプリンガー外野手
4 DJ・レメイヒュー二塁手
5 マーセル・オズーナ外野手
6 マーカス・ストローマン投手
7 マーカス・セミエン遊撃手
8 ディディ・グレゴリアス遊撃手
9 マイケル・ブラントリー外野手
10 ジャスティン・ターナー三塁手
11 田中将大投手
12 ジェームス・パクストン投手
13 リアム・ヘンドリックス投手
14 ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手
15 タイワン・ウォーカー投手
16 キム・ハソン遊撃手
17 コルテン・ウォン二塁手
18 チャーリー・モートン投手
19 ネルソン・クルーズ指名打者
20 アンドレルトン・シモンズ遊撃手
21 ケビン・ゴーズマン投手
22 マイク・マイナー投手
23 ジョク・ピーダーソン外野手
24 ジェイク・オドリッジ投手
25 トミー・ラステラ二塁手

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