全国高校選抜ソフトボール長崎県予選 女子 長崎商V3

【女子決勝、九州文化学園―長崎商】5回裏長崎商1死満塁、小島が右中間に走者一掃の三塁打を放つ=とぎつ海と緑の運動公園

 ソフトボールの第39回全国高校選抜大会長崎県予選は10月31日、11月1日、西彼時津町のとぎつ海と緑の運動公園で行われ、女子は長崎商が3年連続14度目の優勝を飾った。全国大会(来年3月20~23日・栃木)の出場権を獲得した。
 決勝は長崎商が3-4の五回、先頭平川の二塁打などで1死満塁と好機を広げると、小島、後田の適時打で4点を加え、7-4と逆転に成功。九州文化学園も最終回に二塁まで走者を進めたが、後続を断たれた。
 長崎商が打力を生かして3年連続の全国切符を手にした。準決勝、決勝ともにリードされていた終盤に打線がつながり、鮮やかに逆転勝ち。溝口監督は「大事なところで打てて、選手たちの自信になったと思う」と納得の表情だった。
 1点を先行された向陽との準決勝は六回、代打稲﨑の右越え二塁打を皮切りに、4連打で3点を奪った。九州文化学園との決勝も3-1の五回に逆転されたが、直後に平川の二塁打などで1死満塁とすると、主将の小島が直球を右中間に運んでリードを奪い返した。
 エース川瀬を軸に頂点に立った9月の県新人大会から約1カ月。捕手松尾、右腕後田ら1年生の成長もあり、今大会は攻守に厚みが増したことも実感できた。小島は「点数を取った後が弱いので、気持ちの面でもチームで修正していきたい」と先を見据えていた。


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