長崎県壱岐市と九電 災害復旧で協定

災害復旧で協定を交わした白川市長(右)と大熊所長=壱岐市役所郷ノ浦庁舎

 長崎県壱岐市と九州電力送配電壱岐配電事業所は10月27日、大規模災害発生時に備え、復旧活動に関する協定を結んだ。被災情報を共有し、ライフラインの早期復旧につなげる。
 甚大な被害の発生や、その恐れがある場合、同事業所は市災害対策本部へ情報共有のため従業員を派遣。市は復旧に支障が生じる倒木の撤去などに当たる。同事業所は市の防災無線を利用し、市民へ停電状況や復旧の見込みなどを知らせる。
 市役所郷ノ浦庁舎であった協定締結式で白川博一市長は「電力供給は住民の生命と生活に欠かすことができないライフライン。早期復旧が第一義」とあいさつ。大熊晴樹所長は「情報を共有し、市民に安心していただきながら早期の電力復旧を図りたい」と力を込めた。

© 株式会社長崎新聞社