気象庁は2日、10月の天候のまとめを発表した。暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温は北日本で高くなった。降水量は東日本日本海側でかなり少なく、東・西日本太平洋側で多かった。
10月の気温
北日本で高く、根室(北海道)で12.8℃(平年差+1.5℃)と統計がある1879年以降、月平均気温の高い方からの1位の値を更新した。東・西日本と沖縄・奄美では平年並だった。
10月の降水量
中旬を中心に、高気圧に覆われやすかった東日本日本海側でかなり少なかった。一方、東・西日本太平洋側では、台風第14号により活発化した前線の影響等で、降水量が多くなった。
10月の日照時間
上旬を中心に低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすかったため、日照時間は北日本と東日本太平洋側で少なかった。
この先の天候
11月は暖かい空気に覆われやすいため、気温は北日本と沖縄・奄美で高く、東・西日本は平年並みか高い見込み。