川崎・中村憲剛選手の引退受け市長が謝意 連携企画「クラブ側と相談したい」

川崎フロンターレ、中村憲剛選手

 川崎市の福田紀彦市長は2日の定例会見で、現役引退を表明したサッカーJ1川崎フロンターレの中村憲剛選手(40)について、「川崎のことを愛してくれた人。かけがえのない存在だった」と回顧。18年間のプロ人生を川崎一筋で貫いた功績に謝意を示した。

 市長は「今も最前線でプレーしており、このタイミングでの引退は受け入れづらかった」と述べた上で、「トップアスリートとして葛藤あっての決断だと受け止めている」と説明。サッカー界の「イクメン」として市の子育て支援事業などにも力を注いでくれたとし、「個人的にも市のために尽くしてくれた」と労をねぎらった。

 2年ぶりのリーグ制覇に向けた立役者として「有終の美を飾ってほしい」とエールを送り、市と連携した企画の実施などに関しては「クラブ側と相談したい」と述べた。

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