ダルビッシュがサイ・ヤング賞のファイナリスト3名に選出!

日本時間11月3日、全米野球記者協会の投票によって決定される各賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)のファイナリスト3名が発表され、ダルビッシュ有(カブス)はトレバー・バウアー(レッズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)とともにナショナル・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリスト(記者投票の上位3名)に名を連ねた。サイ・ヤング賞の受賞者と投票結果は日本時間11月12日に発表される。

今季のダルビッシュは12試合に先発して76イニングを投げ、8勝3敗、防御率2.01、93奪三振の好成績をマーク。日本人投手として初の最多勝に輝いたほか、防御率はリーグ2位、奪三振はリーグ4位タイ、WHIP0.96はリーグ4位、奪三振率11.01はリーグ8位、与四球率1.66はリーグ2位と各部門で上位に名を連ねた。

ダルビッシュはメジャー2年目の2013年(当時レンジャーズ)に自己最多の277奪三振をマークして最多奪三振のタイトルを獲得し、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞の投票で2位にランクインしたが、サイ・ヤング賞の投票で得票したのはこの年以来。日本人投手では2位が最高順位であり、もしダルビッシュが受賞すれば史上初の快挙となる。

最大のライバルとなるのは、最優秀防御率のタイトルを獲得したバウアー。今季は11試合に先発して73イニングを投げ、5勝4敗ながら防御率1.73、100奪三振、WHIP0.79という素晴らしい成績をマークした。

また、過去2年の受賞者であるデグロムもファイナリストに名を連ね、史上3人目となる3年連続受賞の可能性を残している。今季は12試合に先発して68イニングを投げ、4勝2敗、防御率2.38、104奪三振、WHIP0.96という成績で、昨季に続いて最多奪三振のタイトルを獲得した。

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