県本因坊の14連覇、27歳が阻む

©株式会社福井新聞社

初めて県本因坊のタイトルを獲得した佐々木涼真六段=11月3日、福井新聞社

 第69期県アマ囲碁本因坊戦(福井新聞社主催、日本棋院県支部連合会共催)3番勝負の第3局は11月3日、福井新聞社で開かれた。1勝1敗のタイでもつれこんだ最終局。挑戦者の佐々木涼真六段(27)=おおい町=が連勝し、佐々木悠介県本因坊(40)=福井市=の14連覇を阻み、初めてタイトルを獲得した。

 第3局は序盤、佐々木県本因坊の読み違いから佐々木六段が優勢に。守りに入ることなく果敢に仕掛け、中盤で一時、互角になったものの、妥協せず打ち続けて勝利を決めた。

 4度目の本因坊戦挑戦で初の栄冠。佐々木新県本因坊は第2局で初めて佐々木前県本因坊から1勝を挙げており、「目いっぱい打つスタイルを維持し、うまくはまった」と勝因を分析する。佐々木前県本因坊が初めて同タイトルを獲得したのが自身と同じ27歳の時だったことに触れ、「運命のよう。ここから13連覇以上を目指してやっていきたい」と意欲を新たにしていた。

 佐々木前県本因坊は「佐々木六段が高校生のころから、私と実力は拮抗(きっこう)していたし、今回はうまく打ったなという印象。これから福井の囲碁界を佐々木六段が中心となって引っ張っていってくれるだろう」とエールを送った。