【動画】五島・三井楽長崎鼻灯台 夕日で“ろうそく灯台”

© 株式会社長崎新聞社

灯台の頂点と夕日が重なり、ろうそくのように見えた=五島市三井楽町(小型無人機ドローン「空彩4号」で撮影)

 東シナ海へ繰り出す遣唐使船が、日本で最後に寄港した五島市三井楽町。丸く突き出た三井楽半島の北端には、唐に渡った真言宗の開祖、空海が残した言葉「辞本涯(じほんがい)」が刻まれた記念碑がある。「日本最果ての地を去る」という意味だ。
 半島の西に、ひっそりとたたずむのが「三井楽長崎鼻灯台」(高さ約15メートル)。直線的な造りで、遠くからは白い柱のように見える。1977年に設置されてから、周囲を行き交う船の安全を守ってきた。
 灯台と辞本涯の碑を結ぶ海沿いの道は「エンジロード」と名付けられ、青い海を横目に、潮風を感じながらドライブやウオーキングを楽しめる。地元住民や観光客が時折訪れる隠れた絶景スポット。夕暮れには、水平線に沈む太陽の光を独り占めできる。
 灯台と夕日を一枚の写真に収めようと、ドローンを飛ばした。ふとあるアイデアを思い付き、カメラマンに相談。「もう少し上です…」。ドローンが飛ぶ高さを調整すると、灯台の頂点と夕日が重なり“ろうそく灯台”が現れた。時間がたつにつれ、少しずつ弱まる光。オレンジ色の“火”が消える頃、灯台の白いライトが辺りを照らし始める。