大竹しのぶ、11年ぶりの「世にも奇妙な物語」で現代版の“魔女”に

大竹しのぶが、11月14日にフジテレビ系の「土曜プレミアム」枠(土曜午後9:00)で放送のオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語 ’20秋の特別編」の一編「タテモトマサコ」に主演する。

1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続けるスタイルで、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優のタッグで、奇妙な物語の世界観を作り出してきた本シリーズ。おなじみのストーリーテラー・タモリと、豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版は、今年30周年という大きな節目を迎え、キャストやストーリーにもより一層力が入っている。

大竹演じる主人公・館本雅子は「シンワ文具」の総務部で働く、一見ごく普通の事務員だが“言葉の力”を使って人を操ることができる不思議な能力を持っている。その力を私利私欲を満たすために使ってしまう、現代版の魔女のような怖くて悲しい女性だ。

また、館本の同僚部員・志倉楓を成海璃子、総務部の部長・飯田を小松和重、志倉の恋人役で同じ会社の営業部に勤める近藤雅也を佐伯大地、近藤の後輩・笠原紗英を森高愛が演じる。楓は近藤からプロポーズされるが、その翌日に近藤がビルから飛び降りてしまうという、驚きの展開で物語はスタート。

近藤は自殺だとうわさされるが、前日にプロポーズされたばかりの楓は到底信じることができない。1人涙に明け暮れていると、そこに笠原がやって来る。笠原も「近藤は自殺だと思わない」と言い、近藤が飛び降りた日の夕方、雅子ともめているのを見たという。その夜、仕事終わりの雅子を待ち伏せした楓は、近藤と何があったのか詰め寄るが、雅子は一言も話さず無言で立ち去ろうとする。

「世にも奇妙な物語」には3回目の出演となる大竹。「前回出演してから11年経っていたことに、まずは驚きました。独特の世界観のあるドラマに出演できてうれしいです」と喜びを語る。そして、物語については「この奇妙な力を持つ雅子に心引かれ、演じたいと思いました。人に理解できない力を持つということは、とても孤独でかわいそう。この不思議で少々怖いストーリーですが、ドキドキしながら見てもらえたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

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