ショーン・コネリーとハリソン・フォードの関係とは―― 『インディ・ジョーンズ』での思い出をフォードが振り返る!

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俳優ハリソン・フォードが、スティーヴン・スピルバーグ監督作品『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)で共演したショーン・コネリーとの思い出を共有し、彼の死を悼んだ。

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1989年の全世界興行収入第1位を記録した大ヒット映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で、フォードとコネリーは親子役として共演。考古学者インディ・ジョーンズ(フォード)はキリストの聖杯を探す依頼を受け、同じく聖杯を探す調査隊隊長が消息を絶ったことを知る。その隊長がジョーンズの父親ヘンリー・ジョーンズ教授(コネリー)と知り、ナチスからの脱出・逃亡を繰り広げながらも、宝探しをする親子の冒険を描いた作品だ。

「彼は『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で私の父親だった。お金をいただいて、ショーン・コネリーをロシア製バイクのサイドカーに乗せて、でこぼこの山道をバウンドしながら走り、彼の落ち着かない様子を見る喜びは得がたいものだ。彼がいる天国に、ゴルフコースがあることを願っているよ。どうか安らかに、親愛なる友よ」とフォードは追悼した。

フォードが思い出として共有したこのシーンは、ナチスの秘密基地だったブルンワルド城から監禁されていたヘンリーをインディが救い出し、ジョーンズ親子がバイクで城から脱出するシーンだ。でこぼこの山道を猛スピードで駆け抜け、バイクで追ってくるナチス兵たちをインディがポールなどを駆使して全員倒し、嬉しそうに大笑いするも、ヘンリーはあまり良く思っていなさそうな表情を浮かべて時計のネジを巻くという、どこか噛み合っていない親子の姿を描いた名シーンのひとつだ。

スピルバーグ監督、インディの父親役にはコネリーしか浮かばなかった!

『インディ・ジョーンズ』シリーズは、『007』映画をいつかは監督したいと願っていたスピルバーグ監督がジョージ・ルーカスに話を持ちかけたことで実現した映画シリーズだった。インディの父親を映画に登場させる話になった際には、初代ジェームズ・ボンドのコネリーしか頭に浮かばなかったことをスピルバーグは明かしている。

「インディよりも大胆な冒険好きで、危なっかしく、チャーミング……といったら、ジェームズ・ボンドしか選択肢はなかった。ボンドとなったショーン・コネリーは、男性の誰もが羨み、女性から求められる存在となった。」とスピルバーグは当時語っている。

新監督ジェームズ・マンゴールドが手がける最新作『インディ・ジョーンズ5(原題)』は2022年に全米公開が予定されている。

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