朝鮮でスッポン養殖場建設全国に広がる 順川、南浦市で完成、咸鏡南北道、黄海南北道にも

順川ナマズ工場に新設されたスッポン養殖場

朝鮮・平安南道の順川ナマズ工場に、スッポン養殖基地を新しく建設した。
朝鮮外国文出版社が運営するインターネット情報サイト「ネナラ(わが国)」が10月24日報じた。
報道によれば養殖場は、親スッポン養殖場、子スッポン養殖場、種子スッポン養殖場に孵化号棟などの基本生産建物に、圧縮機室などの付属建物からなっている。
順川ナマズ工場は順川火力発電所で排出される温水を利用して養殖を行っているが、この有利な条件を生かしてスッポンの養殖も行うことにした。
朝鮮の首都ピョンヤンの郊外には年間生産能力は数十万匹にのぼるスッポン養殖場があり、養殖技術は完成している。
朝鮮ではピョンヤン市に次ぎ、スッポン養殖工場を建設する動きが地方に広がっているが、順川ナマズ工場が先陣を切った。またほぼ同時にナンポ(南浦)市ワウド(臥牛島)にも建設された。
さらに咸鏡北道ではメチョンナマズ工場、黄海南道ではベチョンナマズ工場にスッポン養殖基地を併設する工事、咸鏡南道と黄海北道では単独のスッポン養殖場建設を進めている。(了)

ピョンヤンのスッポン養殖場

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