2013年10月にデビューした5代目ホンダ オデッセイが、デビューから7年が経過した2020年11月5日にマイナーチェンジを実施した。フロントまわりのデザイン形状を全面的に刷新したほか、リヤゲートまわりやインパネも新規デザインとするなど、かなり大掛かりな変更が加えられた。生まれ変わった新型オデッセイを撮りおろし画像でお届けする!
ほぼフルモデルチェンジ! 全面的に手が加わった新型オデッセイをチェック!
ホンダは2020年11月5日、アッパーミドルミニバン「オデッセイ」のマイナーチェンジモデルを正式発表した。既に9月よりティザーサイトによる事前告知がされていたが、ここでようやく全容が明らかにされた。
生まれ変わった新型オデッセイの詳細について、撮りおろし画像と共に速報でお届けする!
より大きく、より立派に見せるリニューアル
写真で新旧モデルを見比べてみてもお分かりの通り、フロントまわりは全体にスクエアな形状とされ、見た目にも安定感をアップ。ボンネットの高さもエンブレム上の先端部付近でおよそ70mm高くなった。ボディカラーは新色オブシダンブルー・パールなど、全部で5色を用意する。
車体後方については、リヤコンビランプをフルLED化のうえ大型化。テールゲートまわりの形状自体も従来型に比べ直立化させ、3列目シート後方の空間を拡大させるとともに、ボディ全体のフォルムをよりスクエアに(立派に)見せる。
こうした細部に渡る変更によって、新型オデッセイの外観デザインはほぼフルモデルチェンジと言ってもいいほど生まれ変わり、全体に車格がアップした印象だ。
なお外観の前後デザイン変更に伴い、車体の全長は従来型に比べ15mm長くなっている。
インパネを全面刷新し、質感と使い勝手を向上
インテリアについても、新型オデッセイでは主にインパネ回りが全面的にリニューアルされた。
従来型は上部がソフトパッド、下部が木目加飾のパネルで構成されていたが、新型では配置を反転。上部に加飾パネル、手が触れる下部にソフトパッドを配した。さらにコンビメーターの形状変更や大画面10インチナビの採用、運転席側のカップホルダーや助手席側のインパネアッパーボックス新設といった収納の充実に至るまで、ユーザー目線の改良が全面的に施されている。
高級ミニバンのジャンルにまた新たな旋風の予感!
このほか新型オデッセイでは、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアやハンズフリーアクセスパワーテールゲート、予約ロックといった新たな快適機能採用による使い勝手の向上や、先進運転支援機能Honnda SENSING(ホンダセンシング)の機能充実など、多くの変更が行われた。価格は「オデッセイ アブソルート」[FF・ガソリン・8人乗り]349万5000円から、「e:HEV アブソルート EX」[ハイブリッド・FF・7人乗り]458万円まで(消費税込)。
現在高級ミニバンカテゴリーでは、トヨタのアルファードが人気を独占している状態にある。ここまで気合の入ったホンダ オデッセイのリニューアルにより、同ジャンルに新たな旋風が巻き起こりそうな予感だ。
[筆者:トクダトオル(MOTA編集部)/撮影:森山良雄・島村栄二・Honda]