元メンバーたちが祝福コメントを発表したオートレーサー・森且行のSMAP時代

元SMAPメンバーでオートレーサーの森且行が3日、埼玉・川口オートレース場で行われた日本選手権(SG)で初優勝した。

各スポーツ紙によると、レースは、10周回(5100m)で争われ、森は3番手だったが、6周回の3・4コーナーで先頭の鈴木圭一郎と2番手の荒尾聡(反則妨害)が接触し、2人ともに落車するアクシデントが発生。森は首位を奪うと、そのままゴール。

森は1996年にSMAPを脱退し、97年にオートレーサーとしてデビューして24年目。ついに、長年掲げ続けた「日本一になる」という壮大なる目標を達成した。

インタビューに答えた森は、「(日本一になると言ってオートレーサーになったので)やっと、約束が守れてよかったと思います」と涙声。また、「この喜びを誰に?」と聞かれると、「(ともに芸能活動をしていた)仲間と、ファンの皆さんと、一番応援してくれているオヤジに伝えたい」と話した。

森の初優勝を受け、元SMAPで「新しい地図」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は連名、中居正広と木村拓哉はそれぞれ単独でコメントを発表し森を祝福。ネット上では元メンバーたちの“集結”に歓喜の声が巻き起こった。

森は中学時代、兄とともにジャニーズ事務所のファンクラブに直接履歴書を持参して頼み込んだ結果、2人そろってジャニーズ事務所入りを果たし、ジャニーズJr.となる。

1988年4月にSMAP結成。すると、89年に日本テレビ系「ツヨシしっかりしなさい」で連続ドラマ初主演を務めたが、SMAPのメンバーでは初の連続ドラマ主演となった。

91年9月、SMAPとしてCDデビュー。しかし、96年に夢をかなえるためオートレーサーに転身を果たした。

「長身、イケメンで歌はうまくダンスはキレキレ。もし、SMAPに残っていたら、キムタクよりも上に行っていたかもしれない。そのぐらいの逸材だった」(芸能記者)

芸能界から惜しい人材が“流出”してしまっていたようだ。

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