【新型コロナ】横浜では72人が感染 9月並みの高水準 2病院で新たにクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は5日、10~90代の男女72人の感染が確認された、と発表した。過去最多だった9月4日発表の86人に近い高水準。80代の男性2人が中等症で、70人は軽症または無症状。30人の感染経路が不明という。

 これまでに患者と看護師4人の陽性が判明していた、さいわい鶴見病院(同市鶴見区)では、集団検査の結果、新たに患者14人、職員5人の感染を確認。感染者数は計23人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。

 昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)でもクラスターが発生。10月26日に救急搬送されて入院した80代男性が陽性と分かり、同じ病棟の患者や職員ら約80人を検査したところ、患者4人の感染が確認された。

 すでにクラスターが発生していた市内の障害者福祉施設では、新たに利用者と職員計2人の陽性が判明。感染者数は計25人となった。

 経路不明者のうち、20代女性は市内の認可保育園の保育士。6日に園児や職員ら約50人の検査を行う。

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