2020年版、「アメリカで最も求められる企業トップ100社」発表

 米ESG評価機関NGO「JUST Capital」による恒例の「America’s Most JUST Companies」の2020年度ランキングが2019年11月に発表された。地域への還元や雇用の創出、環境保全への取り組みなどの公共性など、時代を反映する各項目でそれぞれ高得点を得た米企業とは?

アメリカ人が求める、アメリカの企業のカタチ

 米ESG評価機関NGOの「JUST Capital」が『フォーブス』誌と提携して2019年11月12日(日本時間13日)、アメリカ企業の「公正性」を評価するランキング、「America’s Most JUST Companies」2020年版を発表した。

 このランキングの対象となったのは米国上場企業でRussell 1,000内の922社。アメリカの一般人、約10万人を対象に「アメリカの大企業に求めるもの」についてアンケートを実施し、各項目の得点などを元にランキングが決められる。質問は多岐に及び、従業員の待遇、公正なリーダーシップ、顧客対応、地域コミュニティーへの貢献や雇用創出、環境保全への取り組み、株主対応など、29項目(Issues)に及んだ。

2020年度ランキングの上位10企業、発表

1位 マイクロソフト
2位 NVIDIA
3位 アップル
4位 インテル
5位 セールスフォース・ドットコム

前年度に引き続き、マイクロソフト社が第1位。特に顧客対応と地域コミュニティーへの貢献では業界トップ、従業員の待遇面と環境保全への取り組みで業界2位などの結果を出し、総合1位の座を2年連続でキープした。

トップ10入りは逃したものの、100位以内に入った大企業を以下に抜粋しよう。アマゾン・ドットコム社、スターバックス社も100位以内に入った。

17位 ヒューレット、パッカード
18位 GM(ジェネラル・モータース)
20位 IBM
22位 Adobe
25位 アクセンチュア
38位 Visa
53位 Etsy
67位 フォード・モーター
75位 アマゾン・ドットコム
93位 スターバックス
100位 マリオット・インターナショナル

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(2019年12月公開記事)

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