不適切事務処理 教育次長減給処分 長崎県東彼杵町

 長崎県東彼東彼杵町は5日、職員の懲戒処分や休暇取得承認などの手続きで不適切な事務処理が複数件あったとして、町教委の教育次長(54)を減給5%(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は4日付。
 町によると、次長は2015~19年、懲戒処分や規則改正の手続きで、本来必要な教育委員会の承認を得ず、教育長の委任事項として処理していた。また規則を誤って解釈し、規定日数以上の職員の病気休暇取得を承認していた。
 町教委の懲戒処分手続きの誤りを巡っては、前教育長が議会の指摘を受け引責辞任したが、その後の町の調査で他にも事務処理の誤りが複数件見つかり、教育長を補佐する次長にも一定の過失があったと判断した。

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