岡田健史が浜辺美波の恋人候補。「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」でチャラい大学生に

岡田健史が、日本テレビ系で2021年1月スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(水曜午後10:00、開始日未定)に出演し、水無瀬碧(菅野美穂)の一人娘・空(浜辺美波)と同じ大学に通うイケメン大学生・入野光を演じることが分かった。岡田は「『ウチカレ』のチームが生み出す化学変化で、この世を明るく照らしていきます」と意気込んでいる。

本作は、2018年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」以来の連ドラとなる北川悦吏子氏が脚本を手掛けるラブストーリー。“恋愛小説の女王”と呼ばれたシングルマザーの恋愛小説家・碧とその娘・空が、「私たち、恋をしよう!」と決意。恋から遠ざかってきた少女のような天然母と、しっかり者のオタク娘の“トモダチ母娘”の、エキサイティングな恋物語を描き出す。

岡田演じる光は、空と同じ大学に通う大学生で、後光が差すほどのイケメンであり、頭もよくパーフェクトな存在。不特定多数の女子から誘いがあるが本命の相手はおらず、ひそかに関係を持つ年上女性がいるものの、本気の恋は面倒くさいとも思っている。実は隠された一面があり、そのことで空と不思議な関係になるという役柄だ。

岡田は「自分の本質を隠しながら生きている人間って、今の時代たくさんいるだろうなと感じました。きっと光もその中の1人ですし、そんな光と重なる部分が自分にもあると思いました。僕が演じる光を通して、多くの矛盾の中で生きる強き同志たちの“光”となれたらと思いました」と脚本を読んだ感想を話す。

また、「脚本の北川さんとお話する機会があったのですが、その時はただひたすら自分の役について質問しました。どのような人間なのか、作品にとってどのような存在でありたいのか。役を構築する最初の段階で役について話せたことに、役者としてこの上ない感謝の気持ちを感じたのを強く覚えています」と真面目な人柄がうかがえるコメント。

今回演じる光は、好青年なイメージの岡田とは異なるチャラい大学生だが、光の「恋愛は面倒なものだという視点には同感」だそう。しかし「その面倒なものに没頭し、救われ、振り回され、傷つき傷つけて、そんな恋愛を崇高な現象だと僕は捉えています。光は岡田と違うのか否かは、作品をご覧になっていただくと分かるか思います」とし、光の恋愛観には「好きな人に限って、気持ちと真逆なアクションをしてしまうものですよね」と共感できる様子。

そして、“筋金入りの漫画オタク”という空だが「僕も、絵を描くことや木彫り、掃除などの分野についてはある種のオタクなので、“オタク”という言葉に全く違和感がないです。同じ“オタク”、もしくは理解し合える人に出会うことがどんなに幸せなことか、この頃痛感します」と語っている。

番組を手掛ける小田玲奈プロデューサーは、岡田の起用について「恋愛脚本家・北川悦吏子さん曰く、光はこれまで書かれた作品の中で一番『切なくて痛い男の子』だそうです。センセーショナルなデビュー以降も、一つ一つの作品に真摯(しんし)に挑み実力を上げてきた岡田さんが、これまでの誠実なイメージとは真逆なキャラの光をどう演じるのか、とても楽しみです」と述べ、期待を寄せている。

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