さみしいときの対処法とオススメの過ごし方《失恋したときや孤独な時間に》

自分ひとりで解決することが難しい「さみしさ」。気をそらそうとしても、なかなか感情のコントロールって思い通りにいかないものなんですよね。

しかし、さみしさにとらわれたままでは、仕事も遊びもままなりません。自分の気持ちに早く決着をつけて、明るい気持ちで一歩前に踏み出してみましょう。

さみしい気持ちの正体

さみしいとは、なんとなく心が満たされず、物足りない気持ちのことをいいます。人との関わりがなくて孤独感を感じるときにも、さみしいという表現をすることがありますよね。
そんなさみしい気持ちは、やはり人とのコミュニケーションが思い通りにいかなかったり、不足したりすることによって生まれます。
しかし、人の行動を自分の思うようにコントロールすることは不可能。だからこそジレンマを抱えて、長い間さみしさに悩まされてしまうことがあるのです。

さみしい気持ちの対処法5つ

さみしい気持ちに対処するために必要なのは、人との関わり方を変えることではなく、自分の気持ちの持ちようを変えることです。なぜなら人との関わり方を変えたところで、結局人に自分の感情を左右されていることには変わりないから。
さみしい気持ちを感じたとき、自分ひとりでできる気分転換方法を見つけて、自力でさみしさから逃れる訓練をしてみましょう。

【1】趣味や仕事に打ち込む

趣味や仕事などに打ち込むと、「さみしいな」と考えることも減り、結果的にさみしさから逃れられることがあります。モヤモヤ悩む時間が減るだけでも、心の持ちようはだいぶラクになるものですよ。
特に今やるべきことが目の前にあるなら、まずは考える前に行動してみて。目的を達成したときには、さみしさなんてどこかに吹き飛んでいることでしょう。

【2】できるだけたくさん眠る

さみしい気持ちを感じるのは、夜であることが多いです。理由は、やることがなくて孤独を感じやすいから。ついスマホを手にしてSNSやサイトを閲覧していると、不眠グセがついてしまい、さらに病んでしまう原因になることも……。
ここは思い切ってスマホをしまい、心を無にして眠ってしまいましょう。体の疲れは心の疲れでもあります。だからこそ疲れからさみしさを感じている場合は、眠ることによって一気にスッキリすることもあります。

【3】前向きな言葉を声に出す

言葉は言霊(ことだま)といわれることもあるくらい、大きな力を持っています。最近は悲しいニュースや誹謗中傷といったマイナスな言葉を目にする機会が多く、ただでさえ言葉によって気が滅入ってしまっている人は多いはず。
だからこそ前向きな言葉を声に出してみましょう。最初はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、続けているうちにポジティブな気持ちになれますよ。

【4】気持ちを書き出す

言葉にするのが苦手な人は、気持ちを文字にしてみるのもオススメです。心の状態を文字にしてみると、客観的に自分の状態を観察することができて、気持ちが落ち着く効果が期待できますよ。
また気持ちを思いのままに書きなぐった紙は、ビリビリに破いて捨ててしまうのがオススメ。「破く」という行為が、さらにあなたの心をスッキリさせてくれることでしょう。

【5】“涙活”する

涙は心の毒素を洗い流してくれるようなもの。だから泣くこととは、心のデトックスなのです。泣くことによって気持ちがスッキリした経験がある人も多いのではないでしょうか。最近では、積極的に泣こうとする活動を「涙活」と呼ぶこともあるようです。

泣くためには、感動モノの映画やドラマを見て、涙腺を刺激するのがオススメ。さらにハッピーエンドで終わるものなら、最終的に自分も爽やかな気持ちになれることでしょう。

人との関わりはさみしさを増長する

みなさんは、さみしいときについSNSやLINEの画面を開いてはいませんか? 実はその行動、一見気持ちが紛れるようで、逆にさみしさが増長してしまうこともある危険なことなのです。
理由は、どうしても人の反応を期待してしまうから。人の行動によって自分の感情が左右されてしまうと、自分の心のコントロールが難しくなります。
「返信してほしい」、「イイネがほしい」そう期待して投稿やメッセージ送信をしても、人はそう思い通りには動いてくれないもの。
思った反応が得られないと余計にさみしくなりますから、人の反応を期待してSNSやLINEを利用するのはやめておきましょう。

ただし吐き出すことでスッキリできて、人の反応を求めていないなら使ってみるのもアリ。SNSより、人が反応することがない日記を使うのもオススメです。

さみしい気持ちは、自分の意志でコントロールできないところに置いてはいけません。自分の感情はいつも自分で舵を握り、いつでも気持ちの切り替えができるように努めましょう。感情のコントロール方法を身に付けていければ、生きていくのが少しラクになってきますよ。

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