革靴大手のリーガルが苦戦 テレワークの浸透で26億円の赤字へ

 

 革靴大手の(株)リーガルコーポレーション(TSR企業コード:291143717、千葉県浦安市、JASDAQ)は11月6日、2021年3月期通期(連結)の純利益が26億円の赤字になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの影響でテレワークやオフィスカジュアルが浸透し、革靴の需要減が影響した。

 リーガルコーポレーションの担当者は、「地方の店舗の売上は回復しつつあるが、主力の都内店舗の回復が鈍い」とコメントした。

 2021年3月期の連結業績予想は、売上高210億円(前年比28.0%減)、営業利益22億円の赤字(前年は7億2,700万円の赤字)、純利益26億円の赤字(同13億200万円の赤字)で、2期連続の純損失を見込む。

 2020年4-9月の連結決算は、売上高81億2,800万円(前年同期比44.0%減)、営業利益16億1,200万円の赤字(前年同期は1億7,000万円の赤字)、純利益19億4,800万円の赤字(同2億1,600万円の赤字)だった。

 リーガルコーポレーションは、「実店舗とオンラインショップの連携によるオムニチャネルの推進や外部ECを含めたEコマースの強化」などで業績回復を目指す意向だ。

リーガル②

‌        リーガルコーポレーションの店舗(TSR撮影)

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