島原道路整備など 長崎県に20項目を要望 半島振興対策協

平田副知事に要望書を手渡す古川会長(右)=県庁

 島原半島振興対策協議会(会長・古川隆三郎島原市長)など4団体は2日、長崎県庁を訪れ、地域高規格道路「島原道路」の整備促進など20項目を県に要望した。
 島原道路は長崎自動車道諫早インターチェンジと南島原市深江町を結ぶ全長約50キロ。このうち供用しているのは19キロにとどまる。古川会長は「交流人口の増加や災害時の緊急搬送など重要な役割を担う道路」と説明。諫早市小野町-長野町の新規事業化など早期整備を求めた。
 要望書を受け取った平田研副知事は「地域にとって極めて重要な道路。予算確保に向けて国と協議していく」と応じた。このほか、島原・天草・長島架橋構想の推進、島原半島の防災対策なども要望した。

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