横浜DeNAからドラフト6位で指名された静岡商高の高田琢登投手(18)が6日、静岡市の同校で吉田孝司顧問兼球団代表補佐らのあいさつを受け、「今永投手をお手本にして球界を代表する左腕になりたい」と夢を明かした。
最速148キロの直球と多彩な変化球を操る。セットポジションに入る動作はハマのエースそっくりだ。吉田顧問は「肘、肩の使い方が柔らかい。投げるテンポもいい」と評価する。
奪三振率の高いピッチャーをプロで追い求める。きっかけは2012年の夏の甲子園。松井裕樹(桐光学園高─楽天)が1試合22奪三振の大会新記録を樹立した姿を見て「かっこいい」との思いを抱いた。「160キロを投げる投手にはかなわないけど、三振はこだわりたい」と意欲を見せた。
ハマスタのマウンドにも胸を躍らせる。「あのきれいな球場で、観客数万人という中で野球をやってみたい」。同校野球部監督で父の晋松さんは「多くの方に応援してもらってありがたい。いい準備をさせて横浜DeNAに送り届けたい」と語った。