「ムサコ」の街、新しい顔 武蔵小杉駅・南武線沿いの道路開通、年末まで催し

開通した道路で行われた式典でテープカットする再開発組合の関係者=川崎市中原区

 武蔵小杉駅南口(川崎市中原区)の大型複合施設「Kosugi 3rd Avenue(コスギ サード アベニュー)」で6日、街開き式典が開かれた。JR南武線沿いの周辺道路が開通し、スーパーやレストランなど6店がオープン。12月25日までさまざまなイベントを実施し、再開発で誕生した街ににぎわいをもたらす。

 敷地面積約8350平方メートルの同施設は6月に完成。地上38階、地下2階建てで、1~3階に商業施設、4~38階は計519戸の住宅が入る。この日は有機野菜を取りそろえたスーパーやカリフォルニア料理のレストランなどが新規オープン。開店済みの店舗を含む20店が軒を連ねた。

 式典は、地権者でつくる「小杉町3丁目東地区市街地再開発組合」の主催。テープカットした角川榮喜理事長は「20年前から続いた計画が花開き、一つの夢がかなった。駅から近いのでお客さんと地元の人が一緒に楽しめる街になってほしい」と期待を込めた。

 7、8日は午前10時半~午後4時半に周辺道路約212メートルを歩行者天国にする。今後はサッカーJ1川崎フロンターレやバスケットボール男子B1川崎ブレイブサンダースの関連イベント、クリスマスコンサートなども開催する。

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