平戸・戦没者追悼式 平和の尊さ語り継ぐ

菊の花を祭壇に手向け戦没者を悼む遺族=平戸市

 長崎県平戸市戦没者追悼式がこのほど、岩の上町の市文化センターであり、戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者2542柱を追悼し、平和への不断の努力を誓った。
 同市戦没者慰霊奉賛会(会長・黒田成彦市長)が主催。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、参列者は約140人。児童、生徒の合唱、合奏などは見送った。
 遺族代表の川邉潤一郎さん(田平町)、浦部砂都美さん(鏡川町)が献花、山口庄重さん(前津吉町)が献水。同市連合遺族会の岡山紀一会長が「私たちのような戦没者遺族を出さないため、平和の尊さを語り継ぐ」などと追悼の言葉を述べた。

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