西高東低の気圧配置

低気圧や前線が通過し、大陸から優勢な高気圧が日本列島に張り出してきます。このため、日本列島は東方で気圧が低く、西方で気圧が高い「西高東低の気圧配置」となります。この気圧配置になると、北から寒気が南下し、日本海側の地方では雨か雪、太平洋側の地方では晴れが多い天気となります。
晩秋ですので、まだ「西高東低の気圧配置」は長続きせず、寒気の南下も北日本までですので、北海道は雪ですが、東北の日本海側では雨か雪、北陸は雨の見込です。
今後、「西高東低の気圧配置」の期間が長くなり、寒気も次第に南下するようになり、北陸の雨も雪に変わります。本格的な冬の到来は、すぐそこです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:8日午前9時の天気図と衛星画像。

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