Rソックスが好守の中堅手・ブラッドリーJr.との再契約に興味

「WEEI.com」のロブ・ブラッドフォードによると、レッドソックスは自軍からフリーエージェントとなった好守の中堅手ジャッキー・ブラッドリーJr.との再契約に向けて、ブラッドリーJr.側と接触したようだ。しかし、中堅手の補強を必要としているチームはレッドソックスだけではなく、30歳のブラッドリーJr.の獲得には複数のチームが興味を示しているという。

ブラッドフォードによると、アストロズもブラッドリーJr.の獲得に「強い興味」を示しているようだ。アストロズは今オフ、正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、スプリンガー自身はアストロズ残留を望んでいないとの噂もある。また、今オフの移籍市場の注目株の1人であるスプリンガーを引き留めるためには大型契約が必要となるため、アストロズはブラッドリーJr.のほうがコロナ禍の財政事情にフィットすると考えているのかもしれない。

ブラッドリーJr.は今季55試合に出場して打率.283、7本塁打、22打点、5盗塁、OPS.814をマーク。2016年に自己ベストのOPS.835を記録したあと、3年連続で7割台前半のOPSに終わっていたが、今季は4年ぶりに8割台のOPSをマークした。また、60試合制の短縮シーズンとはいえ、打率.283と出塁率.364はメジャー8年目にして自己ベスト。2018年にゴールドグラブ賞を受賞したセンターの守備でも守備防御点+5を記録し、好守健在をアピールした。

大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は、ブラッドリーJr.がアストロズと2年1600万ドルで契約すると予想。「アストロズがスプリンガーに多くの資金を費やすのを望まないのであれば、ブラッドリーJr.がその他の唯一の選択肢となる」と伝えており、レッドソックスがブラッドリーJr.と再契約するためにはアストロズとの争いを制する必要がある。また、チーム名は明らかになっていないものの、アメリカン・リーグ中部地区のチームが今オフの獲得希望リストの最上位にブラッドリーJr.を位置付けているという情報もあるようだ。

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