小田急線の電車内で、女子中学生に体液をかけた容疑 小学校の教頭を逮捕

 電車内で女子中学生に体液をかけたとして、多摩署は9日、暴行の疑いで、伊勢原市立小学校の教頭(59)=同市小稲葉=を逮捕した。

 逮捕容疑は9月16日午後5時ごろ、小田急線下北沢駅─登戸駅間を走行中の電車内で、川崎市麻生区に住む中学1年の女子生徒(12)に体液をかけた、としている。調べに対し「行為はしたが、短パンをはいていたので(体液が)かかってしまったのかもしれない」と供述、容疑を否認している。

 署によると、同容疑者は女子生徒の後ろに立ち、女子生徒の手に体液をかけたという。女子生徒は登戸駅で下車し、駅員が110番通報した。防犯カメラ映像などから同容疑者が浮上した。女子生徒と同容疑者に面識はなかった。

 県教育委員会は「大変遺憾。事実を確認した上で厳正に対処する」とのコメントを発表した。

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