「サルがカラスに追い掛けられ…」 川崎市川崎区の住宅街で目撃情報

 川崎市川崎区で9日、サルの目撃情報が相次いだ。川崎署や市に「サルが道路を歩いている」「電線を伝っている」といった情報が寄せられ、住宅街を南下するような動きがみられた。けが人はないという。

 署などによると午後0時半ごろ、多摩川に架かる都県境の「六郷橋」付近にサルがいるとの110番通報があった。その後、午後3時半ごろにかけ、川崎競馬場付近をはじめ小田や浅田地区など住宅街での目撃情報が相次いだ。渡田向町付近で目撃した署員は「30センチほどの小さなサルで、カラスに追い掛けられていた」と話しているという。

 市は広報車で住民らに注意を促すとともに、区内の保育園や小学校などに情報提供した。市によるとサルの目撃情報は数年に一度あるといい、「目撃した際は大きな声や音を出さず、家に侵入されないよう窓を閉めてほしい」と呼び掛けている。

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