シンガーソングライター尾崎裕哉が語った父・豊の「おっちょこちょい」エピソード

シンガーソングライターの尾崎裕哉(ひろや)が、東海ラジオ『源石和輝!抽斗(ひきだし)!』にゲスト出演し、父・豊のエピソードや新しいアルバムのことなどを話した(11月4日午後3時18分頃~)。

裕哉は1989年生まれ。豊が27歳で亡くなった時は2歳。父親の記憶はないというが、周りから多くの「父に関する話」を聞かされてきたという。「プライベートではどんな人だったのか、アーティスト以外の部分は周りから聞いた」と話した。

裕哉は「(父は)普段は意外に明るいと聞いていたので、ステージと普段との違いは何となくわかっていた。そして「おっちょこちょいの部分もあった」として披露したのが、裕哉の百日祝いの時のエピソード。

百日祝いで寿司の出前を頼み、豊が玄関まで受け取りに行ったとき、大きな寿司桶を受け取って戻る瞬間にコケて、寿司をまき散らしてしまった。みんなが慌てて寿司を拾い集めたということがあったそうだ。

父親のプライベートの部分は父親と交流があった多くの人たちから聞かされ、アーティストとしての部分は、遺された作品から教えられる。裕哉が父親から受けた影響は大きい。「2世」の重圧もあったことは想像に難くない。

しかし、裕哉は「父の歌を歌うのも、父のことを話すのも全然嫌じゃない。人に育てられ、今ここにいられるのも人のおかげ。その人たちと結んでくれたのは父親」と感謝の言葉を口にした。

人の支えで完成したファーストアルバム「Golden Hour」が10月21日に発売された。裕哉は「自分のパーソナルな部分をなるべく入れようと思った。これまで出せなかった曲に日の目を見せることができた」

さらに「父は27歳で亡くなった。僕は27歳でデビューした。それも縁に感じる。父が見られなかった景色を歌っていこう。自分が代わりに曲にしていこうという気持ちもあって、音楽をやっていることもある」と続けた。

また、裕哉は「所持しているギター15本のうち、父が使っていたものが10本ある」と言い、今後の活動においても、多くの人から「(父親に)似ている」と言われる声で、父の遺産を引き継ぎ、そこに自身のオリジナリティを加えて、歌い続けていくことだろう。

源石和輝!抽斗!

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

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