「鍵掛け甲子園」って何? 小禄高校が優勝「独自の取り組みを評価」

 自転車窃盗の被害防止と防犯意識向上を目的とした「自転車鍵掛け甲子園」で、那覇市の小禄高校(上地勇人校長)が優勝した。10月29日、同校で與儀淳豊見城署長から表彰状が授与された。生徒を代表してあいさつした、交通安全委員長の瑞慶山美羽さん(18)は「安全な自転車利用と、高い防犯意識をこれからも持ち続けたい」と話した。

 同甲子園は今年6~8月、県内高校を対象に自転車利用台数の規模別で開催された。小禄高校が優勝したのは自転車利用200台以上の部。同校に駐輪された自転車の施錠状況や防犯登録状況を、警察官が抜き打ちで調べたところ、施錠率や登録率が最も高かった。

 與儀署長は「皆さんは防犯登録の状況が県内でも最も高いなど、独自の取り組みが評価された。甲子園は終了したが、これらの取り組みを継続して安心安全な学校生活を送ってほしい」と激励した。

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