職員の障害者虐待最多 19年度県内福祉施設

 県内市町村が2019年度、福祉施設職員らによる障害者虐待を認定した件数は27件(暫定値)で、統計を始めた12年度以降で最多となったことが10日、県のまとめで分かった。前年度6件を大幅に上回っており、内訳は身体的虐待や入所施設での被害が目立つという。福祉関係者からは「人手不足の中、新人や中途採用者への指導に手が回っていない」と課題を指摘する声も上がっている。

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