ABEMAが、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。
■「飲み会は10日に1回」提唱する東京都医師会会長と「冬のコロナ対策」について考える
カンニング竹山「『every ten days』は全員が守らない限り成立しない」
11月9日（月）夜9時からの放送では、北海道で新型コロナウイルスの新規感染者が初めて200人に達し、札幌市すすきの地区では接客を伴う飲食店の時短営業を要請したことを報じた。これを受け、コロナ対策として、飲みに行く場合は10日に1度の頻度を推奨する『every ten days』を提唱している、東京都医師会の尾﨑治夫会長をゲストに迎え、「冬の感染対策」について議論した。
尾﨑さんは「飲み会での理想の人数は5人以下。少なくとも1週間から10日はどこにも外出していない人となら安全」と発言。これに対し、番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山は「結局、『every ten days』を全員が守らない限り成立しない。コロナ前みたいに、色んな人と仕事終わりに飲みに行くことは基本的に避けて、気心知れた人と10日置きに飲みに行くのがいいんですよね」とコメント。続けて、“飲み会”と“食事”の違いについて「個人的に危険だと思うのは、飲み会の際、料理が並んだ状態でずっと喋っていたりするので飛沫が料理に飛んで危ないと思う」と自身の考えを述べた。
コロナ禍における「メディアの情報伝達」に話題が及ぶと、尾﨑さんは「その日の新規感染者数を報じるだけでなく、重症患者数や直近7日分の感染数を続けてみていくことで変化が見えてくる。そういった伝え方ができるとよい」と話すと、カンニング竹山も「メディアも従来の伝え方をずっとやってきたから真実の真ん中がすっぽり空いてしまって、“数”の報道だけになっている。日本全国に正しい情報が伝わっていないから、今こそ変えないと」と、尾﨑さんに賛成する形で、メディアに苦言を呈した。また、終盤では、「『every ten days』はどうして横文字なのか」という視聴者からの質問に対し、「横文字にした方がメディアも取り上げてくれるかなと…」と尾﨑さんが答えると、スタジオには笑いが起き、カンニング竹山も「大事なことですよね！」と納得する様子を見せた。
本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。
■子どもが嫌がれば全て虐待？“誤認保護”を巡る児童相談所の実態とは
カンニング竹山「親の教育は個人によるので一つの物差しで測れない。どこを境界線ととらえるか難しい」
番組後半では、兵庫県明石市で起きた、虐待の事実がなかったにも関わらず、児童相談所（以下、児相）に子どもが一時保護された「誤認保護」にフォーカス。児相が「疑わしきは保護」を掲げ、迅速な対応が増える一方で、「誤認保護」が起きてしまうことについて、長女の保護は「誤認である」と訴える山本あやこさん（仮名）と、元児相職員で認定NPO法人児童虐待防止協会理事長の津崎哲郎さんがリモート出演し、“虐待の境界線”をテーマに議論を展開した。
番組冒頭、VTRを見た番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山は「虐待されている子どもを児相は助けることは必要だと思う。ただ、子育ては、その家庭の親と子の関係であって、親がどういう教育をするかによる。一つの物差しで測れないものっていっぱいあると思う。どこを境界線ととらえるかが、非常に難しいところ」と、もどかしさを語った。
「虐待」と「しつけ」の違いについて意見を問われると、2人の子を持つテレビ朝日の平石直之アナウンサーは「さすがに手を上げることはないが、子どもに対して強く言うことはたまにある。何度言っても聞かないとだんだんエスカレートもしていく一方で、本人にとっても耳の痛いことだからなかなか聞こうともしない。同じ悩みを抱えている人ってたくさんいると思う。子に対し、良かれと思って言っているつもりが、周りから見たら虐待だと思われることもあると思うと大変」と、持論を展開。続けて、「『児相が虐待事件にもっと介入しろ』と一般的に言われる一方で、児相の強制力で親を引き離すことができると考えたときに、適切に行使しないと逆に振れて、「誤認保護」のようなことが起きてしまうのでは」とコメント。さらに、同じく息子を持つジャーナリストの堀潤さんは「必要以上にきつく言ってしまう場合に、今後は“諭す”という形や“包み込む”形とか、多様な子育ての環境を作っていくことがカギだと思う」と自身の見解を述べた。
本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。
■『ABEMA Prime』 放送概要
放送日時 ：毎週月～金曜 夜9時～夜11時 ※生放送
放送チャンネル：ABEMA NEWSチャンネル
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