食肉生産が4年前に比べ4.5倍に 日々変貌する洗浦地区畜産拠点

 「広々とした草原に雲のように流れる牛と羊の群れ、所々に立ち上がった花園のように美しい村や畜舎と公共施設、風に流れてくる放牧工の歌声、これは一幅の絵のように美しい洗浦地区畜産拠点の情景である」
 セポ(洗浦)地区畜産拠点は、朝鮮の南東部に位置する江原道洗浦郡、平康郡、伊川郡にまたがる5万余町歩の広大な洗浦台地にある。朝鮮最大の畜産基地で朝鮮中央通信が10日、上記のような書き出しで紹介した。
 朝鮮中央通信によれば、洗浦台地は昔から大量の降雪に加え雨も多く降り、さらに、風が強く、人が住めない見捨てられた台地として知られていたが、今は牧草の豊年、肉の豊年、ミルク豊年の洗浦と呼ばれるようになったと伝えた。
 金正恩委員長の指導で、見捨てられた台地に牧場建設が始まったのは2012年12月。5年後の2017年10月に竣工した。数万町歩の牧草地が新しく造成され、防風林と牧草地保護林、放牧道路、排水路、貯留池が形成されており、数千棟の住宅と公共の建物、統合生産システムと獣医防疫体系が確立された畜舎と獣医防疫施設、畜産物加工基地を備えた近代的で科学的な大畜産基地である。

 朝鮮中央通信は、今日、洗浦地区畜産拠点はよりいっそう変貌していると指摘、次のように報じている。
 「肉生産量も毎年記録を突破して、今年は4年前に比べて4.5倍に高まり、乳生産量は数千トンに増えた。
科学的な種畜生産システムの確立と胚子移植技術、人工受精技術などの導入によって、牛、羊、ヤギをはじめ優良品種の家畜が数十万頭に増えた。
 平康食肉加工工場では、流れ式生産工程でさまざまな種の肉類加工品を生産している。
 果てしなく広い草原に刻まれた「若返れ 恵まれた台地よ」という文字は、祖国の希望に満ちた未来を確信させている」
 米韓日の強行勢力は、朝鮮の「食糧難」を喧伝して誹謗中傷を繰り返しているが、農産、水産に加え畜産も日々発展しており、敵対勢力が”心配”する必要はなさそうだ。(了)

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