東証1部(株)日新の子会社の関係会社である広栄運輸(株)が民事再生法申請

 (株)美岳カントリークラブ(TSR企業コード:294992839、法人番号:5010401044870、可児郡御嵩町前沢8075-3、設立1962(昭和37)年12月、資本金1000万円、遠藤正人社長)は11月6日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全・監督命令を受けた。申請代理人は植松泰子弁護士(シティ法律事務所、東京都港区虎ノ門1-1-28、電話03-3580-0123)。監督委員には本山正人弁護士(岩崎・本山法律事務所、東京都中央区八丁堀4-1-3、電話03-6222-8075)が選任された。
 負債総額は約30億9400万円。

 (株)日新(TSR企業コード:350104140、法人番号:2020001028235、横浜市中区、東証1部上場)の持分法適用会社である新栄運輸(株)(TSR企業コード:350067171、法人番号:7020001017563、横浜市鶴見区)の関係会社。新栄運輸の下請けとして、一般貨物自動車運送を主体に自動車運送取扱、倉庫業、梱包業などを手掛け、2012年3月期に売上高2億7197万円を計上した。
 しかし、2015年3月期には売上高が1億6878万円に落ち込み、775万円の赤字を計上。その後も低迷を抜け出せないなか、新栄運輸で不正経理が発覚し、2020年10月1日付で同社は代表取締役専務を解任した。これに前後して、当社の代表取締役も務めていた同氏を当社は9月30日付で解任。新栄運輸は、手形決済期日までに資金手当てができないことから10月19日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、当社は連鎖する形で今回の措置となった。

© 株式会社東京商工リサーチ