日立、ビル設備の稼働状況を遠隔監視するIoTプラットフォーム「BuilMirai」を開発

近年、都心部においては、大規模なオフィスビル供給の継続によりテナント企業の獲得競争が激化している。また、新型コロナウイルスの感染拡大を契機として、働き方改革が進展している。これらのビルを取り巻く環境の変化に伴って、デジタル技術の活用により、ビル内業務の効率化・高度化や就業者をはじめとするビル利用者の快適性向上など、ビルの高付加価値化、スマートビルの実現に向けた動きが加速している。株式会社日立製作所(以下、日立)は、ビル管理の効率化や利用者の快適性向上など、新常態(ニューノーマル)で求められるビルの高付加価値化を実現するビル向けのIoTプラットフォーム「BuilMirai」を開発し、ビル分野におけるLumadaの新ソリューションとして2020年中に日本国内で販売開始する。同プラットフォームは、昇降機や空調設備などのビル設備の稼働状況を遠隔で統合的に監視、分析できるデベロッパー向けのソリューションで、日本マイクロソフト株式会社のクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」や「Microsoft Dynamics 365」を活用して開発したものである。主に大規模ビルを対象とし、複数ビルを横断的に監視、分析することもできる。また、ビル設備のデータに加えて、ビル内のエリアごとの混雑度などの人流データを組み合わせて分析することが可能で、ビル管理の効率化や、利用者の快適性の向上、ビルの運営品質の維持・向上に貢献する。詳しい特長は以下の通り。

  • ビル管理の効率化
  • ビル利用者の快適性の向上
  • ビルの運営品質の維持・向上
  • オープンなAPIによる柔軟なサービスの拡充

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