【やまぐち深発見紀行】 No.218「鋳銭司・通称『もみじ寺』 秋たける両足寺」

▲11月9日撮影

 「もみじ寺」として知られる紅葉の名所・両足寺。モミジは11月初旬に色づき始め、下旬まで同寺全体が鮮やかな紅色に彩られる。

 

 約150本ものモミジが境内の至る所に植えられ、同じ時期に参道脇を飾るツワブキの花も訪れる人の目を和ませてくれる。拝観時間は午前9時から午後4時半までで、境内では飲食・ペット同伴・三脚の使用などが禁止されている。

 両足寺は臨済宗で山号は南明山。1400年頃に大内盛見が極楽寺として創建したが火災に遭い、1659(万治2)年、毛利家家臣木原就通が再興し一元寺と改めた。1871(明治4)年、同じ宗派の顕孝院に合併されるも、門徒の希望で2年後に玖珂郡(現岩国市)の両足寺号を譲り受けて復興した。

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