東京五輪の聖火リレーで神奈川県内を巡るトーチの展示が12日から、横浜市中区の県庁新庁舎1階ロビーで始まった。県によると、一般向けのトーチの常設展示は県内で初めて。来庁者は「来年こそ無事に大会が開催できるようになってほしい」と願いながら、展示に見入っていた。
トーチは県が大会組織委員会からPR用に贈られたもので、長さ71センチ、重さ約1キロのアルミ製。上から見ると桜をモチーフにしたデザインになっている。県内での聖火リレーは来年6月28~30日に予定されており、県の担当者は「実物のトーチを見て、聖火リレーを楽しみに待ってほしい」と話した。
展示は来年1月15日までで、土日・祝日と年末年始を除いた開庁日の午前8時半から午後5時15分まで。県庁での展示終了後は、県内の市町村での巡回展示を予定している。