MICEスクール2年目始動 福岡市視察など予定 講座5回、来年7月まで

「地球の健康とMICE」をテーマに語る河野学長=長崎市、ホテルニュー長崎

 長崎市に来年11月開業するMICE(コンベンション)施設について、関連ビジネス参入を地元企業へ促す勉強会「長崎MICEスクール」の2年目初回講座が13日、大黒町のホテルニュー長崎であった。
 スクールはふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)が主催し、昨年11月に開講。全12回のうち1年目はオンライン研修を含め7回開き、地元企業の関係者が事業拡大のためのネットワークづくりなどを学んだ。2年目は福岡市の視察など5回の講座を予定し、来年7月に閉講する。
 この日は30人が参加。長崎大の河野茂学長が「プラネタリーヘルス(地球の健康)とMICE」と題し、地球温暖化や未知の感染症、教育格差などの課題に多角的に向き合う同大の方針を紹介。「MICE活用促進には安心・安全が不可欠。長崎大のノウハウを使ってもらえたら」と呼び掛けた。
 このほかMICE専門業者「コングレ」専務取締役の紫冨田薫氏の講話、孔子廟でのフィールドワークもあった。

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