鷹が一気に突破決めるか、ロッテ逆襲なるか… CS第2戦のキーマンは?

ロッテのチェン・ウェイン(左)とソフトバンク・東浜巨【写真:荒川祐史、藤浦一都】

ロッテは中村奨や清田ら右打者が東浜攻略の鍵?

■ソフトバンク – ロッテ(CS・15日・PayPayドーム)

ソフトバンクとロッテが対戦する「パーソル クライマックスシリーズ パ」は15日、ソフトバンクの本拠地PayPayドームで行われる。4年連続の日本シリーズ進出に王手をかけるソフトバンクの先発は東浜巨投手、一方、アドバンテージを含めて0勝2敗となり崖っぷちに立たされたロッテはシーズン途中に加入したチェン・ウェイン投手が先発する。

2勝0敗としているソフトバンクが一気にCS突破を決めるのか、ロッテが意地を見せて一矢を報いるのか。では、第2戦で両チームのキーマンとなりそうなのは、どの選手か。両先発との相性などから見ていってみよう。

ソフトバンクの東浜はレギュラーシーズンで開幕投手を任され、今季19試合に先発して9勝2敗、防御率2.34の好成績を残した。対ロッテ戦は5試合に登板して2勝1敗、防御率3.41。規定投球回到達をかけて登板した11月5日の対戦で8回途中6失点と崩れて負け投手となったが、それまでの4試合では好投している。

打者別で見ると、打席数こそ少ないが、最も打っているのは清田育宏で4打数2安打となっている。打席数の多い面々でいくと、13打数4安打、打率.308の中村奨吾、12打数4安打、打率.333の田村龍弘と右打者の方がよく打っている。

ソフトバンクは対チェン・ウェイン2戦2発の栗原に注目

東浜自身も対左打者の打率.188、2被本塁打に対して、対右打者は打率.209、8被本塁打と、右打者の方が分が悪い。ロッテ打線の右打者たちが東浜攻略の鍵を握ることになるかもしれない。

対するロッテ先発のチェン・ウェインはシーズン途中に電撃加入し、4試合に先発して0勝3敗、防御率2.42。味方の援護に恵まれずに移籍後初白星は掴めていないものの、登板した4試合全てでクオリティスタートを果たしており、その投球内容は安定している。ソフトバンク相手にも2試合に先発し、10月28日の対戦で8回4安打2失点、11月4日の対戦も6回6安打2失点と好投していた。

このチェン・ウェインに対するソフトバンクでキーマンとなりそうなのが栗原陵矢だろう。対戦した2試合でともに本塁打を放ち、6打数2安打2本塁打の打率.333。イメージは悪くないはずだ。デスパイネは11月4日の試合でのみ対戦し、2打数2安打1本塁打。第1戦で5番、6番に並んだ2人が鍵を握るか。

ソフトバンクが一気に突破を決めるか、ロッテは一矢を報いるか。注目の第2戦は13時プレーボールだ。(Full-Count編集部)

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