バリアフリー化明記を 次期ビジョン素案に意見 長崎県スポーツ推進審議会

 長崎県スポーツ推進審議会(会長・小原達朗長崎大名誉教授)は13日、長崎市内のホテルで本年度の第2回会合を開き、次期ながさきスポーツビジョン(来年度から5年間)の素案について意見を交わした。委員からは「既存施設のバリアフリー化について明記してほしい」などの要望が相次ぐなど、活発な議論が続いた。
 委員は県内のスポーツ団体関係者や有識者ら19人。文化観光国際部の中崎謙司部長のあいさつに続き、概要や四つの基本方針などが28ページにまとめられた冊子を手に、修正点や追記事項などについて話し合った。仮称になっていた名称は「ながさきスポーツビジョン(2021~2025)」に決定。冊子の全体的なレイアウトについては「現行のビジョンよりも見やすい」と好評を得ていた。
 このほか、委員からは「小学生の体力向上については、休み時間や放課後の遊びの推進が大事になる」「がんばらんば体操は地域インストラクターの指導力アップ講習会を計画し、積極的に健康教室の中に取り入れて普及するのが望ましい」「みんなですべてのスポーツを応援しようという内容を加えられたら」などの意見もあった。
 県は今後、パブリックコメントなどを聞いて最終案をまとめ、本年度内に計画を策定する予定。

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