ロペス、パットン退団 横浜DeNA「来季構想から外れた」

日米通算2千安打を達成し、チームメートの中心で笑顔を浮かべるロペス。仲間からの信頼も厚く「チャモさん」の愛称で慕われていた=10月24日、横浜

 横浜DeNAは16日、ホセ・ロペス内野手(36)、スペンサー・パットン投手(32)と来シーズンの契約を結ばないと発表した。ロペスは1年契約、パットンは今季が2年契約の2年目だった。ともに現役続行を希望しているという。

 来日8年目のロペスは今季、日米通算2千安打のほか、外国人選手では史上初となる日米各千安打も達成も、81試合で打率2割4分6厘、12本塁打42打点にとどまった。4日に国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たし、来季は外国人枠には含まれない。

 パットンは来日4年目で、今季はリーグ最多の57試合に登板し、3勝2敗19ホールド、防御率4.92だった。

 ともに在籍年数が長く、投打の精神的支柱でもあった。三原一晃球団代表は「2人ともフィールド内だけでなく、チームに大きな貢献をしてくれて感謝しているが、来季の編成上の構想から外れてしまった」と説明。ロペスについては「代打や守備(固め)で活躍してもらう選手という認識はしていない。本人もレギュラーで試合に出ることに強い思いを持っている」と説明した。

 また、5年間外野守備走塁コーチを務めてきた上田佳範氏(46)も退団が決まった。本人からの申し出を球団が了承した。

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