小学校でドライブインシアター 児童らが家族と楽しむ

スクリーンが校舎に掛けられ、児童や保護者らが車内から映画を鑑賞した=箱根町立湯本小学校

 新型コロナウイルス感染症を巡り、子どもたちに安全な車内から映画を楽しんでもらおうと箱根町立湯本小学校(同町湯本)で14日夜、ドライブインシアターが開かれた。

 「ゆもと小学校でドライブシアター」は校舎に掛けられたスクリーンとFMラジオを使い、映画「ジュラシック・ワールド」を上映した。同小や町立湯本幼児学園に通う児童や保護者を対象に行われ、乗用車など約60台が校庭に集まった。

 自営業の来場者(46)は「大きな恐竜が出てくるシーンが迫力があった」という同小2年の次女(7)と母親の3人で鑑賞。「家族で安心しながら、同じ学校のみんなと一緒に見られるのが良いですね」と話していた。

 シアターは、新型コロナの影響で各種イベントが中止となったことを受け、同学園保護者会の菊川鉄也さん(42)ら町内を中心に有志が企画。企業の協力も受け、実現した。菊川さんは「子どもたちのために多くの大人が協力してくれた。同様の取り組みが町内に広がれば」と話している。

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