現実がバーチャルと融合したアドベンチャー「XR Wonder Park」が開催!

curiosity(キュリオシティ)株式会社が、NTTドコモと共同開発した。XRアトラクション「XR Wonder Park」が11月18日~12月27日まで、都内の新宿サザンテラスにて開催される。

同イベントは、NTTドコモと小田急電鉄が取り組んでいる「XRシティ SHINJUKU」の一環として展開される。XRとは、「クロスリアリティ」の略で、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などをまとめた総称だ。

今回のアトラクションでは、アプリをダウンロードした体験者がスマートフォンを片手に物語の主人公となり、XRで出現するキャラクター時空潜水士の「ホロ」と共に、時空の歪み「ワンダーポータル」に落ちてしまったミライノカケラを探して、さまざまなトラブルを解決していく形式となっている。

異なるエリアで10分程度のショートストーリーを3本楽しむことができ、何気ない風景が、スマホ越しにみると建物や地面の空間が歪んでいたり、街路樹が喋りだしたり、キャラクターが飛び出したりと、AR的な要素を駆使したアトラクションが魅力だ。

現実とバーチャルが共存する空間は、さながら07年にNHKで放送されていたアニメ『電脳コイル』の世界のようだが、curiosityの担当者も同作については知っているようで、「(電脳コイルのように)メガネのデバイスならもっと可能性は広がるのかもしれませんが、今は技術的な問題もあるのでスマホになりました」と話す。

アトラクション中には、「空間メッセージ機能」によって、新宿サザンテラスエリアの好きな空間に、好きなメッセージを残すことも可能で、他のプレイヤーとまるでSNSのようなコミュニケーションを取ることもできるそうだ。(斎藤雅道)

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